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【ハプニング】人類への警告

ハプニング
〜THE HAPPENING〜


監督: M・ナイト・シャマラン
出演: マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル
公開: 2008年7月



ナイト・シャマランの作品は、見終わって「はぁ
と言う物が多いので(っつーか全てなので
今回も、かなり覚悟して見に行った。

それでも、見に行ってしまうのは、
予告が毎回毎回やけに面白そうな事と、
あの「シックスセンス」の再来を期待するからである。


今まで、「アンブレイカブル」「ヴィレッジ」
「レディ・イン・ザ・ウォーター」
と、何回
「はぁと、ならせてもらった事か。。。

予告が面白そうなのはシャマランのせいじゃないが、
内容が「なんじゃ、これ」なのはシャマランのせいである。


で、「ハプニング」だけど。。。

期待を捨てて行ったせいか、
私の中のシャマラン作品では高評価


「サイン」と張って、私の中では、 シャマラン2位か3位か。

もっとも、1位と2位の間には、天と地ほどの差があります。
(1位は、もちろん「シックスセンス」ね)


あの予告を見て、迷っている方は、
あまり期待せずに観に行ってみて下さい。


少なくとも、私にとっては 「なんじゃ、こりゃ
ってほど悪くは無かった。面白かった。


感想は、全てネタバレになるので
この下からどうぞ。


ここから下ネタバレ。観る予定の方は、観てから読んでね



 




まず、のっけから映画館やテレビでバンバン流れている
衝撃的な映像で物語は始まる。

しかも、映画の間中、衝撃映像は続く。

ま〜、映像よりも音にビックリって感じだけど。。。


私的に今回は何が良かったかって、
たぶん変な怪物が出てこなかった事。

「ヴィレッジ」「レディ・イン・ザ・ウォーター」
あの怪物で萎え萎えだったので。。。


予告で「ミツバチが消えた」ような事を
言っていたので、今回はてっきり
ミツバチの怪物かよ、と思っていたけれども、
そうじゃなかった。

結果的には「科学で何もかも解明できない」
ような結末になってしまっていたけれども、
バケモノ落ちよりはマシかなぁ。。。と。
人類への自然の警告みたいな
メッセージも受け取れたと思うし。


しかし、この現象が「自殺」である事に
ちょっと救われる。
他人に銃を向けるんじゃ、悲惨すぎる。


今、日本でもとんでもない事件が
多発しているけれども、これも
何か狂ってる、何かの始まりなのかも
知れない。


最後に、あの夫婦に子供が出来たシーンは
微笑ましくはあったけれども、

あんな目にあった後で、子供ができるって
嬉しい事かなぁ。。。


と、ちょっと考えちゃった。


自然からこんな目に合ってしまう人類。
また同じ事が起きるかも知れないし、
現にラスト、どこかの国で、そうなっていたし、
こんな世界に新しく生まれる命は
可哀想な気もしてくる。。。

それは後ろ向きな考え方なのだろうけど


ハプニング 公式HP movies.foxjapan.com/happening/


【関連記事】
・ヴィレッジ 感想
・サイン 感想
・レディ・イン・ザ・ウォーター 感想




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【ワン・ミス・コール】情緒まではコピーできない

ワン・ミス・コール


公開: 2008年7月19日

監督: エリック・ヴァレット

キャスト: エドワード・バーンズ、シャニン・ソサモン、アナ・クラウディア・タランコン、レイ・ワイズ、デーブ・スペクター、アズーラ・スカイ


2008年7月23日 劇場観賞

2004年に公開された着信アリのリメイク。


日本版着信アリは、ラストに賛否両論あったが私はそこそこ良作だと思っている。
(その後、制作された2ファイナルは、超駄作笑.gif

ジャパニーズホラーは、ハリウッドにリメイクされると ロクな事にならないのは「リング」「呪怨」
証明済み。

解っていても、見に行ってしまう。
最近ホラーがないから、ホラーに飢えているんだよん。汗.gif

で、簡単感想としては、まぁまぁ。。。

ホラー慣れした人にとっては全く恐くない。
ホラーに縁のない人だったら恐いのかも。

日本に縁が深い、意外な人が出演している。
(でも、別にそれが嬉しいって人はいないと思う笑.gif


ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ



 



どうしても日本版と比較してしまう。。。

日本版「着信アリ」は、ただ恐いだけじゃない。
ストーリーが、ちゃんとある。

ミミ子の電話は、ただの霊のイタズラではない。
そうしなければならなかった悲しい理由があるのである。

だから、謎が解けてくると、主人公(日本版では柴咲コウ)が追われる恐怖と共に、物語は悲しみに包まれる。

そして、光が差し込む明るく静かな病室で衝撃のラストを迎えるのである。
(ここの難解さが賛否両論らしい汗.gif

ま〜、日本版の事は置いておいて。。。

興味のある方は、ぜひ、DVDなどでご覧下さい。

本作は、わりと忠実に日本版をなぞっている。

大きく違う所は、日本版では自分自身から かかってくる死の電話が、本作では 一つ前に死んだ人物の携帯からかかってくる所。

日本版では「自分からかかってくる死の電話」都市伝説なわけだが、本作では噂はほんの狭い範囲で蒔かれる物で「都市伝説」と言うほどの物ではない。

この辺は日本との文化の違いだろう。

後は、先に書いた問題のラストが違う。

このラストシーンがあるかないかで
着信アリは全く違った物語になってしまうのだ。


でも、ホラーに情緒は要らない、ただワーキャー視覚的に聴覚的に恐ければ良い、と言うのがハリウッドホラーなんだ、と言う気がするからまあ、そこも文化の違いなんだろうな。笑.gif


ハリウッドはジャパニーズホラーに何を求めてリメイクするんだろうか。

ジャパニーズホラーには、芯からゾッと来る精神的にドッと迫ってくる恐さがある。

その最高作が「リング」だと私は思っている。

ハリウッドも、たぶん最初に日本の作品を見た時にはそういう点を買うんだと思うんだけど・・・

なのに、リメイクして出来上がった時は、どうしても、ワー、ギャーって言うホラーになっちゃうのね。笑.gif

では、ハリウッドでは情緒的なホラーは作れないのか?

と言うと、そうでもない気がする。

アザーズでは、ハリウッドホラーにもそういった面を感じる事が出来たし。

映像や演出の問題なのかな・・・

さて、本作は、主人公の生い立ちなど設定を忠実になぞっている割りには、情緒も何もない物に仕上がっている。

かと言って、ハリウッドホラーお得意の視覚、聴覚に訴えた恐さに溢れているかと言うと、そうでもない。


本当に、そこそこ恐い、と言う程度。

まぁ、着信アリの場合、日本版も監督が三池崇史だから。。。
視覚的に相当グロイので汗.gifこれ以上の物を作るのは、なかなか難しいかもね。

いっそ、ハリウッド版も三池監督にやってもらえば良かったのに。


致命的なのは、ラスト、クライマックスに襲ってくるメリー(海外版ミミ子)が全然恐くなかったこと。

つぶらな瞳が可愛くさえあったし。笑.gif


後ね、着メロ
テレビドラマ版の時も思ったんだけど。
何で変えちゃうんだろ。

耳に残る、あの単純かつ悲しいメロディ。

あの着メロ以上に恐怖を誘うメロディは他にないと思うんだけど。

ワン・ミス・コール 公式HP

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【クライマーズ・ハイ】地獄は現場にあるのか職場にあるのか

クライマーズ・ハイ


公開: 2008年7月
監督: 原田眞人
原作: 横山秀夫

出演: 堤真一、堺雅人、山崎努、高島政宏、小沢征悦



クライマーズ・ハイとは、

登山時に興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺する状態

を言うらしい。


1985年8月12日、群馬県御巣鷹山にJAL123便が墜落。
死者520人の大惨事。


この映画は、その事故を追う映画ではなく、
当時その事故を追った記者達を描く映画である。


同じく原田眞人監督が撮った「突入せよ! あさま山荘事件」
を思い出す。
あの映画も、事件を追った映画ではなく、
当時事件に関わっていた警察内部の様子を
描いた物だった。


テンポは「あさま山荘」の方が良くて、見やすかった気がする。

こっちは、登場人物と、2つの時代を行き来する背景と、
新聞社内の人間模様と、主人公・悠木に関わる
人間模様と。。。

とってもエピソードがいっぱいで、ちょっと
気を反らせたりすると着いていけない部分も多い。


事故自体に関する描写は、わずかである。

だから、その部分に興味を持って行った人は、
肩すかしを食らうかも知れない。


新聞社内の男達の権力争いとか、過去の栄光への
拘りとか、嫉妬とか。。。

ああ、男の世界もドロドロしてるんだね〜。。。


しかし、良い記事を書く事に取り憑かれ、
少しでも良い記事を載せたいと邁進し、
チェック、Wチェック、に従って裏を取るために
真実を握る物にかじりつき。。。

そんな熱い世界を見ることが出来た。


俳優陣の競演も素晴らしい。
仕事に真っ直ぐのめり込む堤真一の姿は
まるで演技ではなく、ドキュメントを見ているようだった。

堺雅人の好演も言うまでもなく。。。

妖怪のような、セクハラじじいを演じた
山崎努は、もはや怪演の域に達する。




ここから下は、ネタバレ。観る予定の方は、観てから読んでね



 



もう、あの事故から20年も経つのか。。。
忘れられない凄惨な事故だった。

当時の新聞は、あの事故の記事で埋め尽くされた。

新聞はテレビ欄しか読まないバカ学生だった私も
当時は毎日、新聞にかじりついた。


事故に合われた方が、最後にジャンボの中で
走り書きした遺書は、断片的だが
未だに頭に残っている。


パパは本当に残念だ
きっと助かるまい
原因はわからない
今5分たった
もう飛行機には乗りたくない

どうか神様たすけて下さい




最後に、この遺書を悠木の前で
読み上げた佐山。

「明日の一面に載せましょう」


あれから悠木は、結局、辞表を撤回したのか。。。
それは、謎のままだが。。。

私は戻ったと思っている。


親友・安西の息子と谷川岳、一の倉沢を登り、
足を滑らせて、一度は

自分は負けた。この壁は越えられない。

と、あきらめた悠木に

もう一度、足を掛けてやろう

と思わせたのは、下見登山で
父のために息子が打っておいてくれたハーケン。



あの時、佐山が持ってきた、この一枚の遺書は
悠木が再び壁を越えるためのハーケンには
ならなかったか。。。


ネタを見れば、良い新聞を作りたいと
思ってしまうだろう。
踏み倒されても、踏み倒されても、
書くことがある限り彼らは書き続けるだろうし、
載せることがある限り載せ続けるだろう。


過去の1週間とリンクして、描かれた
谷川岳のガンとしてそびえ立つ山壁は
ゾクッとするほど臨場感があった。

越えなくてはならない山。


人生に、それは何度訪れることだろう。



・クライマーズ・ハイ 公式HP climbershigh.gyao.jp/


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